あたしは一生お水の女だから

いや、マジにこんな言葉を銀座→六本木→赤坂と流れついてきたママさんから聞くとは思わざりけり。anotherシオドメ企画*1の話が勃発し、わたくしがテンパリソーダなもんで赤坂で打ち合わせと相成った。(余談ですが「いちごミルク」はシオドメ方面では最上級のもてなしだということを知り驚く。)打ち合わせを終え、軽くゴハンでもということになって連れて行かれたのが、かのママさんのお店。ふつうの割烹風味なのだが、ママさんがなぜか隣に鎮座ましまし、濃い話を聞くハメになる。「あたしはこう見えてもホントは57歳なの」に始まり「若い子には云ってるの。頭を売りなさいって。お色気で売れるうちはいいけど、そのうち飽きられるのよ」とか、「バブルの直前にね、マンションを売って5年間オーストラリアに住んでいたの。ほら、金利で10年は遊んで暮らせるから」なんてさらりと云ってのけるあたり、相当“くぐりぬけて”きた感を受けた。そして最後は「所詮お水の女よ、あたしの話は昔話。遠い昔のお話よ」と云ったときの目の奥の光を忘れられないのである。つか、また夢に出てきそうです(涙)

*1:うさんくさい事務所みたいだ