よれたゲラ

ほんの数年前、ビジネス書を作っていたときに、某大手PR会社のおじいさん(たしかに爺さんだった)とやりとりをしていたのだけど、そのときに戻ってきたゲラの片隅がよれているのに気づいた。なんだろう? と思ったが直感的にそこを触るのは避けていた。とある日、校正をしているときに「打ち合わせしたいことがある」と呼び出された。ゲラを前に爺さんのリーダーがおもむろにペロンと指先をなめてゲラを繰った……。こ、これか、このペロンがゲラの端に“よれよれ”となって残っていたわけか! うげー、やっぱり直感的に避けてよかった、ということがありましたとさ、という今昔のお話。てゆか、この爺さん方、いまどうしてるんだろう……(イヤな妄想はやめよう)