真剣な顔してなにを考えていたのやら

「なめかん」というのは、いわゆる方言かなにかだと思っていたら、ちゃんと「舌なめずり皮膚炎」という名称があって溜飲がさがった。いきなり「なめかん」を思い出したのには理由がある。昨日著者(♂)と打ち合わせをしていたら、おもむろにリップクリームを取り出し、打ち合わせの最中につごう5回も塗り直していて、くちびるはもはや、グロスを塗りたくった女子高生を軽く飛び越えて、テンプラを食べたあとのくちびるをも越えて、青魚のような光りを放っていたからだ。
よく見るとくちびるは通常の形からひとまわり大きくなっている。このとき頭のなかでたらこ〜たらこ〜 と歌っていたことは秘密ですが、ひょっとして「なめかん」かしら? とよけいなことが頭をかすめたのだった。って、どうでもいいことなんだけど、気になったわけです。しかし、結局気になりつつもツッコミを入れずに「冬って乾燥するよねぇ」とお茶を濁しながら、くちびるばかりを盗み見るように打ち合わせを続けた。
なるほど。こういうのは奇異に映らなければ、もしかして異性の目を引き付ける、ひとつの方法かもしんまい、と思った。(いや、どう考えても少なからず好意を持ってなければ奇異に映るよなぁ)
えー、ちゃんと打ち合わせは順調でしたよ〜(苦笑)原稿があがってこないことを除いては