手作りの重み

さきほどM利兄さんのところでバレンタインでもらったらしき手作りのカップケーキを拝見し「おぉ」とちょっとスイートな気持ちをおすそ分けいただいたのだけど、手作りってのはこうして傍から見てもいいものですなあ。そういえば手作りのナニかを過去男子にもらったのが2つほどある。ひとつ目は大学時代に勧誘されたサークルの人から「これ聴いてみて」と云われてもらった自作の録音テープ。うわー、はっきりいってキモイ人だと思いつつ、なんとも録音テープってのに興味本位が勝って聴いてみることに。開口一番「ハ〜イ、keiko_indieさん! ボクの好きな曲を聴いてください。まず一曲目は木綿のハンカチーフ……」と云ったところで大爆笑しながら最後まで聴けなかった、というシロモノ。木綿のハンカチーフってあーたっ……。そして2つ目は自作の詩を書き溜めている同級生から「これ読んでみて」と渡された詩集。すでにトラウマがあるため(上のテープね)イヤな予感がしたものの、ズバリ予感は的中して「どうひいき目に見てもひとりよがり」な愛の独壇場と化した内容だった。うえー、気味悪さはあったもののすぐに返すとひどく傷つけると思い、その場は預かることにしたが、感想を聞かれないようにそいつの姿を避けるように大学に通っていた。そして夏休みが終わり後期の授業が始まるとそいつは「あの詩集返してくれる?」と云ってぶんどって行った。わかりやすい人。そう、ほかに好きな子ができたようで。助かった! とそのとき心底思いましたとさ。しかしヤレヤレな記憶しかないのぅ