AVの撮影スケジュール?

あまりの暑さに怒涛るコーヒーで一息ついていると、隣で熱心に話し込む男2人の会話が聞こえてきた。ひとりはTシャツにチノパンというラフな格好で髪の毛がワイルドというよりは暑苦しい感じ。もうひとりはスーツを着たバリバリの体育会系営業マン。会話の内容からラフな男がAV女優を探していて、営業マンが斡旋する立場らしいことを知った。「前にリリースも出しちゃって撮影も終わってるのに、発売1週間前にAV女優がトンじゃって急遽かわりの女優ですって連れてきた娘がなんじゃこりゃあ〜って娘でね、もう萎え萎えですよ。代わりを探してる時間なくって仕方なく撮りましたよ。できがよくなくてね。もうパッケージで売るしかないだろうってことでパッケージにリキ入れたんすよ。まあオレ的にはかなりいいパッケージだと思うんすけどね。ま、ぶっちゃけお客さん騙しちゃったわけやね」とラフな男が関西なまりでまくしたてる。ホントに萎えたんだ、でもボクがんばったんだ! という迫力が真摯に伝わってくる語調だった。「今回は10分ほどの絡みを6回撮りたいんですよ。うまい娘なら1日でやれちゃうけど、オレ的には2日あるとすごく助かる」と云うとと営業マンがスケジュールの確認に入った。曰く、オーディションをする時間はないので10日までに宣材で決めてリリースを13日には出し、8月中には撮影、発売は10月ということらしい。なになに、それは雑誌かと。そういうスケジューリングですかー、と意外な裏話を知った。とりたてて女優の体型とか外見の注文はあるかと営業マンがたずねると「スタイルのいい娘! おっぱいデカいのはいいけどくびれのないデブはダメやね」と関西なまりは続く。最終的にはピン女優を2人と姉妹のセット販売ということで話は一件落着したようである