八兵衛もびっくり

登っても登っても上が見えないよ〜、この山はいったいどれだけの大きさなんだろう、などと困惑気味だったところ、茶屋を発見。おぉ、助かった。ひとやすみしよう。八兵衛なら「ご隠居〜だんご食べていきましょうよ」と云う場面だろう。茶屋に入ると「当店名物の串だんごをぜひお召し上がりください」と書いてある。よし、もうキブンは八兵衛ですからね。軽くひとつ注文した。お茶でのどを潤したところに、まもなくだんごが運ばれてきた。え!? マジっすか? これ? なんと20個も串ざしにされただんごが目の前にどーんと置かれた。名物って超ロングな串だんごだったのかっ! と思った矢先、茶屋のおねえさんが「残したら茶屋から出られませんので。おほほほ」と笑いながら去って行った。えー、待って〜、まだ手をつけてないので注文取消しますーと叫ぶ夢をみた。頂上まで行くことがゴールなのか無事下山するまでがゴールなのか、もはやどうでもよくなった。教訓:途中下車の旅は甘くない