人の半世紀のオチ?

「わたしは高校時代から放浪癖があるのです」と唐突に云われて、放浪癖という言葉を飲み込めないまま、その人の半世紀を拝聴するに至った。
ヒッピーのたまり場に入り浸っているうちに英語を覚え、大学時代にインドやら中国やらを自転車で走り回り、卒業後に人並みに就職したが会社員生活になじめず、奨学金をかき集めてアメリカの大学院へ留学。卒業後NYのコンサルティングファームに勤務し、帰国後に起業したというものだった。思わず聞き終えて質問をひとつ。「いま、なにもかも投げ捨てたくなることってないですか?」そして即答。「ないですね」……なんだあ。放浪癖があるのですなんて云われたら現在進行形なの? という興味もわくってモンですよ。今いちばん会いたい憧れの人はストールマンっていうのが強いて云えばオチなのかねぇ