にわかラーメン激戦区?

春先に会社近くに時を同じくして2店ラーメン屋がオープンした。夜のみの営業のSと北海道ラーメンのK、さらに今では閑古鳥が鳴いている風味の古参のEがそれぞれ20メートルほどの間隔で店を構えている。
2週間ほど前にKに行き、味噌味を看板にしていたので迷わず辛味噌をチョイス(そこはスタンダードの味噌だろ! とツッコミがあるとかないとか)。悪くはないけど初めて最後まで熱々を通り過ぎて熱すぎて食べ進めるのが困難なラーメンを体験。味付けたまごに趣向を凝らしていて、月替わりで2種類選べる。当時カレー味としょうゆ味があったので、迷わずカレー味をチョイス(そこはスタンダードにしょうゆだろ! という以下同)。味が二次元と云いますか、煮込んではいませんね? という表層にカレーせんべいの粉をまぶしたような味がした。残念だったのは味の濃さが出汁のバリアとなって味わいが死んでしまっていたことだ。ちなみに店内はこれでもかと云うほど冷風が吹きすさぶので、カツラの人はご用心。さらに昨日帰り道に夜だけ営業しているSに立ち寄る。前評判で二郎系らしいと小耳にサンドしていたが、もともと二郎系は未踏なので、Sが二郎の味なのかどうかは知らない。しかし、ここはもう二度と行かないなー。麺がラーメンと蕎麦とうどんを足して割った不思議な食感と味をかもしだしていた。太麺です。ストレートにしょうゆラーメンを注文しようと思ったが券売機で押していたのはつけ麺。しょうゆ味ベースなのだが背脂もにんにくも調合のズレのせいか、なんだか表現できない味に。オトナな表現をすれば「残念ながらお口にあいませんでした」ということになるかな。6人も座れば満席になってしまう店内になぜか店員が3名いた。わたしを含め客は3名だったので、マンツーマンのご丁寧な接客を受けられるのかと思いきや、給仕専門のかつては下っ端ヤンキーだったようなメガネのねーさんが見習い中なのか、つけ麺のタレの調合を始め、自ら味見した途端「うわー、ゲロまじぃ〜。これほんっとゲロまじぃ〜」と食べてる目の前で連呼してくれた。その後、しゃがみこんでタバコをぷかりと一服。トドメはトッピングの最中に大きなくしゃみを一発! くさめの語源は諸説あれど「糞食らえ」を意味するんだったっけねと思ったり思わなかったり。それでも完食した自分をほめてあげたい。古参のEは2度ほど食べたが、常に食後におなかを壊してしまい、化学調味料の味がいつまでも舌に残るので足が遠のいた。いまさら再チャレンジするほど若くはない。さーてさて、この3店舗で1年後も生き残っているのはどこだろう? その前に自分が居なくなっちゃったりしてー(ハハハ)