まったく説得力のない話

あんまりプレゼンが好きって云う人はいないよね。プレゼンがうまい人は確実にいると思うけど。
職業柄そうそう一大事だとか死活問題だとかいうほどのプレゼンの場などはなく、企画の「説明」レベルですけど、説明を訊いていると明らかにポイントをハズしてダメだし食らったりする人もいるし、いつもスムーズな人もいるし、何がちがうんだろうと思って見ていたけど、案外それはいろんな意味での「勢い」なんじゃないかと思う昨今。社会人になって一番初めに直面したのが、幸か不幸か外人のプレゼンだったんですけど、これがマジックショーですか? と思ったほど演出バリバリだったんですね。臨場感があふれちゃってもう、さあ大変。もはや、説明以前の仕込みなのです。帽子から鳩が見えていても、けっして「あれ? いまチラっと羽が……」とか云ってはいけない暗黙の了解みたいなものがあって。むしろ羽なんか見えてても(演者が)「あ、見えてた? あははー」ってやり過ごすくらいな感じで。これって異様すぎるというか、プレゼンじゃなかったんじゃないかとも思えてきますが。また書いている自分も、もしかしてわたしはすごくダメな会社の一部にいたんじゃないかという疑惑もわいてきますけれども。だからというわけでもないんですけど、説明は元気に「俺がやらなきゃ誰がやるんだ」くらいな勢いで「この人勘違いしちゃってるよ≒鳩の羽が見えて…(略)」と思われてもいいので、最後まで勢いで突っ走ってみろやと思ったわけです。ふつうに話してるとふつうなのに、「説明」になると途端に超絶暗いのはノンノンですよ