真っ裸で眠りたい

むかし読んだ「木のいのち木のこころ 地」(ASIN:4102900934)の(ああ、もう文庫で出てるのだねぇ〜by 浦島太郎)著者で宮大工の小川さんがとある雑誌で語っていた。

何でもかんでも教えたらあかん。“学ぶ雰囲気”を作ってやること。上の人が雰囲気作れない理由で、いろんな規則や締め付けをしちゃいけねぇ。本当に大切なことは伝わらん。育ててやるなんておこがましい話だよ。他人と比べて自分はどうかなと、自ら感じ取れってことなんだ。学ぶってのは“真似ぶ”ってことだ

小川さんのところには毎年300人の弟子入り希望者がくる。そして、「能力のない3人」を採る。「これしかないって子」を。木が好き、木を触っているときが一番楽しい、というくらい素直じゃないと成長しない、続かないからだって。職人さんはそうだよね、とは簡単に云うなかれ