高校時代は……

地元の大洪水のニュースを観るたびに、高校へ通った坂道が映像で何度もでてきた。ちょっぴり懐かしくなった。制服はなく私服、校則はゆるゆる、校門のまん前にやくざの事務所。体育の授業がめっぽうハードで、ウォーミングアップに校庭20週(8キロほど)、ヒンズースクワット200回、終わったら仕上げに校庭15週。確実のこの後のお昼休みにはお弁当は食べられない。司馬遷司馬遼太郎が必ず混同して「司馬遷太郎」と云う国語の教師、元ドラマーでパンチパーマな古文の教師は子供の運動会でパンチに砂が入ってしまい、1週間頭を振って砂だしをした挙句、いきなりストレートパーマの七三に分けてきて面食らった。体育祭の打ち上げでチェーン店居酒屋で盛り上がろうと乾杯をした瞬間に、店の奥から聞き覚えるのある声。そこには担任主催の飲み会が繰り広げられていた。おまえらなにしてるんだ? という顔はすでに酔っ払いで、笑いながら去っていくものだから、てっきり見逃してくれたと思ったら、翌日から2週間学校に行けなくなる。その居酒屋チェーン店はいまもトラウマで入れないのであるよ