想像を絶する

全国放送で実家周辺の映像を見ることはめったにないことで、昨日たまたま父からのメールで「ウチが水浸しになったらこの街は水没します、ご安心召され」という言葉に大丈夫だろうと高をくくっていたんだけど、テレビで観る映像に信じがたい思いになった。慌てて実家に電話したら不通。焦ってママンの携帯に電話するとのんきな声で「ウチは大丈夫よー」と云うので、少しだけ安心した。今朝方から高校時代の友人たちのメールが飛び交い、互いの実家の安否を気づかうものや、現地の様子の報告だった。一番被害のひどい地区はわたしの通っていた高校周辺だった。その近隣は友人の実家がたくさん点在している。現地は、いまだ救急車、パトカー、自衛隊のヘリの音がひっきりなしに聞こえてきて、市内はあらゆるところで通行止め。まだ400人くらい避難できずに救援待ちの方がいる、とのこと。かたやウチの周辺は路面に水があふれるでもなく、ごくごく普通の日常。そしてわたしは蒸し暑い夏日の新宿を歩いているわけだ。なんだか妙な感じ。なんでもそうだけど、その場にいないと本当の大変さってわからんもんだな。そしてなにもできずに安否を祈るくらいしかできんもんだな、としみじみ思う