動的な構造物と破棄

恒例の3部署合同の変種会議だった。昨日配付された企画書の最後のページに装丁イメージのペラが1枚ついていたのは誤算で、それを見た途端、また笑いをかみ殺すのに舌を噛みそうになった。会議はサクサクと進んで閉会かと思われたころ、天真爛漫美酒爛漫なO変種長が「ほかに誰かコメントないの?」と水を向けてきたのでスルーしようと焦ってしまい、「なんでわたしに振るのよって顔しないでよ」と云われて完全に敗北を認めた。やんわりと当たり障りのないことを云おうと思ったけど振られたらしょうがないな。「このタイトルで行くんですかね?」と秘孔でもなんでもないんだけどツボを突いた。一同の懸案だったらしいことは知っていたんだけど。まあ結論を云えば企画は通ったけど。人数が増えてなお云いたいことは云えないこの空気。会議にいっそう懐疑心が募るものの、このナマな香ばしさはホラーを笑う感じに似ているかもしれない