ウソかまことか

先日超マズイことになっているのにまったく沙汰がなくなってしまった著者に2カ月ぶりに会う。進行の話はもとより「企画自体どうするべ?」という気の重たい話をせざるを得なくなっていて、腸もイカれてしまうほど過敏になっていた(小心者)。会うと「申し訳なかったという顔」のひとつも拝めるかと思ったら「この1カ月半ほどずーっと仕事しないで鬱だったんだよね」と開口一番すっきりした顔で云われた。拍子ヌケ。過去形にしてる段階で「治っている」んだろうからまあいいけど。例によって午前中にファイルを開く→気がつくと午後10時。ハッ! 12時間なにしてたんだろう? みたいな感じだったらしい。もう耳にタコができて飛んでいきました。それはちがう凧! とか頭のなかで突っ込み入れてしまうほど。まあいいや。いちおうの着地点を見つけ(たと思いたし)、その場は明るく別れ、明日あたりにまた構成案があがる予定(ああ気がつけばまた腸が……)。そんな話を同業女史にしていたら「わたしは昔、連絡がとれなくなった著者を訪問したら母親が踏み切りに飛び込み自殺してそれ以来引きこもっていました、という説明をされたことがありますよ」という話を聞いた。うーむ、それはまことか? といぶかしがっていたら「脳みそがぐちゃっと飛び散ったという補足説明もいただきました」と続く。ふとそのとき、ああもしかしてもうウニは食べられない? なんてことを思ったことはナイショですが