ピンク×ショッキングピンク

いや、たまげた。なにがって大昔の上司のOタンのいでたちに。ピンクのシャツを着て、そのうえショッキングピンクのサイケなネクタイだった。最近膨らんだ感が否めないその体型に、パツパツなシャツのボタンはいまにも弾け飛びそうだった。ネクタイが遠目でショッキングピンクのヘビのようで、そのヘビはとても細く小さく見えた。まるでトカゲかと思うようなネクタイは、まがまがしさを放ちながら首からぶらさがっていた