呪文のタイミング

今日はどうにも予定が繰りあわず大変種会議と同じ時刻に打ち合わせが入ってしまった(確信犯!)。打ち合わせはスムーズにすみ、帰社して落ち着く間もなく別件で某ゲェム会社に出かけた。お初にお目にかかる方で、どうも大物っぽいと数日前からU御大*1が静かに興奮していた(ように見えた)。
RPGをやると友達をなくす性質を過去の経験から熟知しており、その手のものからすっぱり手を引いて久しいので、昨今のゲェム事情は予備知識程度しかないわたしに比べ、U御大は(たぶん)現役ゲーマーなので移動中も「なんか緊張してきた」などと口走っていた。時間ぴったりに受付に入ると、そこここにグッズがあったもんだから、U御大は「こんなところでデジカメで撮ってると叱られるかな」などと云いつつ、やおら携帯を取り出しパチリとやっていた。その後、応接室に通されると「こんなことがない限り来られない場所だよ」と目をキラキラさせて云っていた。打ち合わせのはしごをしてきたわたしは疲労が足にきていて「あ、ダメだ。足がつってる」と云っているところに先方が音もなくお目見え。やべぇ、足がつったとか云ってるのバレた、と焦る以上に、名刺がなかなか出てこなくて脇でU御大が定期入れの中やらごそごそやっている。とりあえず流れでわたしが先に挨拶をした。打ち合わせは、ふだんより半オクターブほど音域が上でしゃべっていた(ように思えた)U御大がつつがなく締めくくり、ほいぢゃよろしくという感じで終わった。入り口まで見送っていただいたが、通路に飾ってあったグッズやら展示物に後ろ髪引かれている(と思われた)U御大は必要以上にキョロキョロしていた。訪問先を出たとき、どっと緊張感から開放されてU御大の口は乾ききっていた(ようだった)。きっと会議中に何度か呪文をかけて復活を繰り返していたに違いない。ベホマズンって

*1:編集長です