出張校正確定

夕刻、いつも穏やかなデザイナー氏が激昂気味にお電話くださる。
カバーの加工に環境製品を使いたいと申しあげていたことが気に障っていたようだ。先方の云い分を要約すると「オレがいつもの加工でやりたいって云ってんだよ、なんでわざわざコレ使わなきゃいけないんだよ(もちろんそんなにストレートな物言いではない)」ということだった。あれこれ説明申して、ようやく「(照れ笑い)それならいいです。わかりました」と話が鞘に収まった……と思ったら、突如「えーと、三校は出しませんので入稿日にこちらでチェックしてください」と出張校正前提で話が進んでしまった。電話を切った瞬間、手元にある再校の赤字の多さに伏し目がちになった。またゲキられたらどうしよう、手ぶらでは行けない気がしています