チーズフォンデュ

食べたいなぁ、家でもできそうだなぁと、軽い気持ちでチーズ専門店に立ち寄った。
グリュイエールチーズ」(名前を覚えられん)と「エメンタールチーズ」(なんじゃそれは!)をミックスして作るのが一般的らしいとかろうじて記憶にとどめていたのだけど、「味に飽きてきたらスパイシーさを求めたり、コクや甘さへと味付けを変えてゆく楽しみもございます」とアドバイスされた。なるほど! たしかに具材にバラエティさを持たせても、ベースの味を変えることまで気がまわらなかったよ。「では、スパイシーにしたいんですけど」と云ってからが長かった。試食用に切ってもらったチーズをあれやこれやと講釈を拝聴しつつ味見をさせてもらう。結局、チーズフォンデュにするのはもったいない、このまま食べるのがうまいという結論に至り、迷いすぎてなにひとつ買えないヤナ客となった。そしていま、フォンデュ用のフォークがないという事実にぶち当たる。ふつうのご家庭にはないよね、ね?