らららら〜

夕方外出したときに大学時代の同級生に出会い頭にばったり会った。急いでいたので「あれえ?」「ああー」とお互い指差し確認しただけで言葉を交わすことなく別れたのだけど、なんという奇遇。かなーり前に飲み会で会ったときに「これおもしろかったよ」と差し出された本は村上龍の「すべての男は消耗品である」だったわけだが(時代を感じますなぁ)、その当時もその本のタイトルのごとくお盛んな感じではあった。また「事務職の子がコートすてきですね、どこで買ったんですかー、いくらぐらいだったんですかって云われていくらに見えるって聞いたら4万円って云われたんだよね。まいっちゃった。これ40万なんだけど。0がひとつ違うわけよ」と云い捨てていた。また「あなた出版に落ち着いたのね。まったくヤクザな商売よね」と悪気なく云いもしていた。小心者のわたしは「銀行こそヤクザな商売じゃないかー」と心のなかでもごもごしたものだけど、そんな彼女にひさしぶりに今日出会ったとき、妙に疲れた顔をして当時のギラつきがまるでなくなっていて驚いてしまいました