異色の取り合わせ

アイデン&ティティ―24歳/27歳オッス!トン子ちゃん

休日にマンガを読んでいたのだけど、引っぱり出してきた左のほうは映画化もされていたのだね。ストーリーよりもシンプルな箴言じみた言葉にグッと来た人も多いのでは。みうらじゅんのナイーヴさを垣間見た。右の著者はバカドリルのほうが有名なのかもしれない。なぜか「ガンダーラ音頭」の振り付けの手ぬぐい(正直云って持て余してます)だけは会社の引き出しから出てきたものの、バカドリルはどこにやってしまったのやら。
それにつけてもトン子ちゃんはただのデブで陰湿な女の子ではない、はかり知れぬパワーを感じた。思い込みと勘違いは人を動かす重要な原動力なんだな。80年代風の名残りをあえて感じさせるタッチとネームにも笑う。しかし昔お世話になった某デザイナーのデッサンが掲載されていて、妙なエネルギーを感じた。見かけもやることもクリエイティブ路線のS根さんが大絶賛していたという話を小耳にサンドして、判断をどうくだすべきか悩ましいのであるが。主人公のトン子という名前と想定キャラにうっかりと騙されてしまう、騙されてねって感じ。そういや昔読んだマンガで脇役で出てくる主人公の友人役の名前が「きばみ」。このとき、その文字づらに目が釘付けになったものだ