なつかしい人

先日紹介された原書が久しく会っていないがウワサだけはかしましいという人が担当していて、遠い記憶がよみがえりました。
その人(♂)を仮にN氏とします。N氏とまだ頻繁に交流があったころ、NY出張中に接待を受けたのです。なんかバブルを引きずった響きがしますが、まさにそのとおりで。招待されたレストランにいた邦人はわたしたちだけだったので、おっ、日本人だ、顔ちっさーと思って見てみると、突如NY留学中(?)だったヒロミ・ゴーがおでましになったのでした。わたしが物珍しげに見ていると、同席していたN氏が「なにごと?」と聞くので、「あの男性は日本の歌手だよ」と教えてあげると、得意満面でN氏が「僕のほうが輝いているよ」とのたまいましたー(顔が引きつりました)。返しに困っていたものの、ほどよくまわったワインで酔ったフリして You are right! Here is bright! とヤツの後退しかけた額を指差していったのですが、頭脳明晰と思われてしまったようです(ハハハ)。しかし、この男はいつか新宿あたりで波乱バンジョーの弾き語りでもしてくれるんじゃかな。そして、汗だくで演じきったあとには街の人たちの暖かい投げ銭が……