実はヤラかしてた

昨日書籍の部決という名の刷り部数やら値段、装丁を決める会議があって、プレゼンしたときのこと、コンセプトは「オヂサンでも買える、サブカル度を加減した、シンプルなデザイン」だったんだけれども(そうは見えないかもしれんな)。サブタイトルをガツンと目立つように入れたことで、当然その文言に一同の目が集まった。「一瞬で意味が把握できない」や「言葉の入れ替えしたほうがいいんじゃないか」などなど好きなことを云われ、挙句に「これは訳者が訳したの?」と聞かれ、自信満々で「そうなんですよ、やまがたさんが訳したんです」と云った。「ふぅん、そうか。変えたらへそまげちゃわない?」と意味不明なことも聞かれるが、そこはNマネが「へそってまげるの大変ですよね」と妙な援軍を飛ばしてきた。「いやぁ、本文読んでると、まあ、このサブタイトルは悪くはないですよね」とトドメをさし、ことなきを得た。……ところが。1日寝かしてまた考えようと資料をあさっていたら、訳者はサブタイトルなんて一文字も訳していないことが発覚した。わたくちが勝手にでっちあげていたのだなぁ。ははははぁ〜〜あ。いいんですかね、いまごろ小心者心に火がつきましたよ。とは云いながら、結局デザイナーに最後の調整をさっきお願いしたばかりなんだけれども